えーぽいんととは、「こどもの自己受容を高める」 「こどもを誰かと比べない」 「保護者を孤立させない」を理念に、学校に行きづらさを抱えるこどもたちと、その家族を支えてきました。2024年の開設以降、15名の児童・生徒の記録が積み重なっています。

安心できる場所から、学校や社会とのつながりへ

利用当初の背景は、友人関係や学校生活へのつまずき、集団への苦手意識、家庭環境への不安など、一人ひとり異なります。えーぽいんとでは、話すこと、遊ぶこと、創作活動、好きなことを通した交流など、その子に合った関わり方を重ねてきました。

その結果、記録上では9名に、登校の再開や登校日数の増加など、学校とのつながりに明確な変化が見られています。週3日はえーぽいんとで過ごしながら週2日は学校へ通えるようになった子、学校行事への参加をきっかけに登校日が増えた子、体育祭への参加から部活動や午後登校につながった子もいます。

「学校に行けた」だけではない変化

変化は、登校だけではありません。えーぽいんとで出会った同年代の子と休日にも出かけるようになったり、年下の子に絵を教えたり、自分の好きな折り紙にほかの子を誘ったり。人と関わり、自分の気持ちを伝え、相手を認め、ときには自分を譲る。そうした経験の中で、自分を語る力や、誰かの役に立つ経験が育っています。

高校進学につながった利用者は4名で、全日制高校1名、通信制高校3名。進学後や登校が安定した後も、必要なときにまた頼れる場所としてつながりを持ち続ける子どもたちもいます。

こどもだけでなく、保護者と学校もつなぐ

えーぽいんとの支援は、こども本人だけで完結しません。保護者とはLINEや電話などで状況を共有し、相談を重ねています。学校とも連携し、常陸太田市では教育委員会のガイドラインに基づいて各学校と月1回以上連絡を取り合い、ほかの市町村でも必要に応じて電話や書面で情報を共有しています。

保護者と学校、そしてこども本人。その間に入りながら、無理に一つのゴールへ向かわせるのではなく、その時々に合った「次の場所」を一緒に探していく。それが、えーぽいんとの支援のかたちです。

数字で見る えーぽいんと

15名
児童・生徒の記録
2024年開設以降
※現在通っている子も含む
9名
学校とのつながりに明確な変化
登校再開・登校日数の増加など
4名
そのうち高校進学
全日制1名/通信制3名

こんな変化がありました

  • 学校行事をきっかけに登校日が増えた
  • 小6後半から登校を再開した
  • 友達との外出や交流が増えた
  • 年下の子に絵を教えるなど、役割が生まれた
  • 自分の気持ちを表現する場ができた
「みんながたのしく」
安心して過ごせる場所の中で、
人との関わり方を少しずつ身につけていく。
※「所見一覧(2026年9月現在)」をもとに、個人が特定されない形で活動の経過と変化をまとめています。
特定非営利活動法人 こどもの新しい居場所 えーぽいんと